君たちはどう生きるか

おれはオレンジャー!

今日は土曜日

コラムの日

少し前のことになるが

話題になっている

ジブリの最新作

「君たちはどう生きるか」を

映画館で見てきた

個人的には

とても楽しむことが

できた映画だったが

巷の評価は賛否両論あるらしい

実際、映画館へ足を運ぶ前は

ベストセラーとなった

吉野元三郎さんのストーリーが

どのように宮崎監督が

表現するのかを期待していたが

実際のストーリーは

全く異なっていた

(映画の途中で机の上に当該書籍が

置かれている形での表現はあるが)

評価が分かれるのは

特定のストーリーを期待したり

これまでのジブリ作品のような

分かりやすさや楽しさを期待すると

おそらく期待外れと感じるのかもしれない

一方で、これまでの映画作品には

様々な大人の事情が見え隠れするのに対し

今回の作品は本当に宮崎監督が表現したい

と思うことを最初から最後まで徹底して

貫いた強い意志のようなものが感じられる

これまでたくさん作られてきた映画の

オマージュもたくさん盛り込まれているし

何よりも言葉で説明することが多い

最近の様々なヒット作品とは一線を画し、

絵で表現しようとするアニメーターとしての

志が随所に顕われている

頭をリセットして

これまでの期待値を外して

先入観を持たずにゼロベースで

丁寧に作品を味わってみる

ストーリーを

ただ追うのではなく

理解を優先するのではなく

絵を入り口にして

その世界へ意識をダイブさせ

感じてみるんだ

すると色々なものが見えてくる

から本当に不思議な作品だと思う

今の世は、様々な情報が溢れていて

手のひらの上の小さな端末で

ちょっとググれば様々な情報に

瞬時にアクセスすることができる

でもこれらの情報には

事実もフェイクも入り混じり

またその隙間を狙った

様々な仕掛けもあるので

情報に触れる時には

どうしても構えてしまう

映画やアートも同じで

ビジネスやスポンサーの都合によって

様々な制約や大人の意図を受けながら

表現者はどこかで折り合いをつけて

いるものが多くなっている

こうした折り合いのついたものを

毎日のように見せられていると

分かりやすいものや共感しやすいもの

自分にとって利益になるものが善となり

その判断基準が気づかないうちに

心の内側に無意識に創られていく

分からない=つまらない

のではなくて

閉じている自分のセンサーに

気づいた方がいい

気づいたときに

ちゃんと小さな違和感を

発動できる自分でありたい

この映画を観る時は

これまでのステレオタイプな

自分をいったん横に置いて

画面いっぱいに広がる絵から

アーティストが何を込めているか

心で受け止めてみたらいいと思う

この映画を見始めた時に感じた

自分自身の感性に対する違和感と

話が進むにつれて素直になっていく

プロセスの中で感じたことを

少し書かせていただいた

興味のある方はぜひ一度

映画館で味わってみてほしい

今日はこんなところだ

じや!

花火​​​​​​​

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