おれはオレンジャー!
はるか昔、まだ人々が夜空を見上げ、そこに神々の物語を見ていた時代
地上の人間たちは、宇宙から降り立った「光の民」に出会った
彼らは光り輝く姿で現れ、人々に知恵と道具を授けた
火を扱う術、金属を操る術、言葉を編む術
人々はそれを「神々の贈り物」と信じ、深く感謝した
だが、光の民にはもうひとつの顔があった
彼らは人間たちの「恐れ」と「欲望」を巧みに操ったんだ
「天を怒らせれば、大地は揺れ、海は荒れる」
「もっと多くの供物を捧げれば、繁栄が約束される」
そう告げることで、人々を縛りつけた
やがて人々は気づかぬうちに
自らの自由を差し出し、目に見えぬ支配を受け入れていった

―これは遠い昔の神話に過ぎぬと思うかもしれない
しかし現代の私たちの姿はどうだろう
「科学の神話」「経済の神話」「国家の神話」―
目に見えぬ巨大な存在に「従わなければならない」と信じ込み、
日々を過ごしてはいないだろうか
「便利さのためにプライバシーを差し出せ」
「安全のために自由を削れ」
「成長のために自然を犠牲にせよ」
これらは古代の光の民が囁いた言葉と、何が違うのだろう
現代社会に潜む“大きな嘘”とは、外の宇宙から来た存在ではなく
人間自身が創り出した「虚構の力」そのものなんだ
しかし、ここに希望がある
昔、ひとりの若者が空を仰ぎ見て気づいた
「星々は誰かの所有物ではなく、ただ輝いている」
「大地も海も、誰のためでもなく、ただ生きている」
その悟りは人々に伝わり
「恐れの神話」から「共生の物語」へと移り変わっていった
現代の君たちも同じ
目の前に提示される「恐れと欲望の物語」に飲み込まれるのではなく、「誰もが自由に生きてよい」という大地の声に耳を澄ませることができる
大きな嘘を暴くとは、決してSF的な陰謀論を追うことではない
それは「人間社会に仕組まれた恐怖と依存の構造を見破ること」である
そして新しい神話を生み出すことだ
「人は頭の中の檻ではなく、大地と宇宙を生きる存在である」
「分断ではなく、響き合いによって繁栄する」
「恐れによってではなく、信頼によって世界を築く」
この新しい神話は、いま私たち一人ひとりの言葉と行動から始まる
夜空を見上げるとき、星々はただ輝いている
彼らは嘘をつかない
嘘をつくのは、恐れに支配された人間の心かもしれない
ならば「真実の星」を胸に宿し、恐れを超えた物語を紡いでいこうではないか
その物語が新しい時代の扉となることを忘れないでほしい
今日はこんなところだ
じや!

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