おれはオレンジャー!
今日は「世界は出来事でできている」というテーマで話をしよう
君は世界を「モノ」でできていると思っていないか?
家も、机も、スマホも、石ころさえも
そこに“ある”ものが世界を作っていると信じていないか?
だがな、量子のレベルまで潜ってみると、話はまったく違う
いかにも固そうな石でさえ、無数の粒子が振動し、
相互に関わり合いながら一時的にまとまった“出来事”にすぎないんだ
つまり「石」という存在は、
永遠に変わらぬ実体ではなく、
「石が石である状態」という短いドラマを演じているだけ
時間が経てば崩れ、砂に戻り、また別の出来事に姿を変える

これを日常に当てはめてみよう
「人」もまた、固定された実体ではない
生まれてから死ぬまでの流れの中で、
食べ、笑い、泣き、愛し、別れを経験していく“出来事の連鎖”なんだ
たとえば君が昨日友人と交わした会話
それは小さな出来事だが、確かに君を変えている
たとえ数分の対話でも、そこから感じた温かさや痛みが
次の行動や考え方に影響を与え、未来を変えていく
出来事は「点」ではなく、つながっていく「流れ」
その連鎖が君の人生を形づくり、
さらには社会や世界全体を形づくっている
では「世界は出来事でできている」と理解したとき、
僕らはどう生きるべきだろうか
ひとつは、「モノに執着しすぎない」ことだ
家、財産、肩書き――これらも固定された実体ではなく、
「一時的に形を取った出来事」にすぎない
モノを守ることに必死になると、
流れをせき止め、変化を恐れる生き方になってしまう
もうひとつは、「出来事を選び取る」ことだ
君が今日どんな人と出会うか、
どんな言葉を発するか、
どんな環境に身を置くか
それが次の出来事を呼び込み、
さらに未来の出来事を紡いでいく
まるで水面に投げた小石が波紋を広げるように、
君のひとつの行動が、数え切れぬ出来事の波を広げていくんだ
ここで大事なのは、
「出来事は勝手に降ってくるだけのものではない」
ということ
もちろん予期せぬことも起こる
嵐、病、別れ、社会の混乱…
だがその出来事にどう関わるか、
どんな意味を見出すかで、次の流れは変わる
つまり世界は「出来事の集まり」であり、
その出来事とどう関わるかを選べる存在こそ、君自身なんだ
大地も空も、川も森も、
実は“出来事”の姿をしている
森はただ立っているのではなく、
芽吹き、育ち、枯れ、土に戻り、
また新たな芽を生むという壮大な出来事の循環を演じている
宇宙でさえもそうだ
ビッグバンから膨張し、
星が生まれ、燃え尽き、散り、
また新たな星を育む
このすべては「出来事の連鎖」でしかない
君の人生も同じだよ
「私はこういう人間だ」という固定観念は幻想にすぎない
本当は君は、無数の出来事を通して常に変わり続ける存在
その気になれば、いつだって違う出来事を選び、
新しい物語を生きられる
だからこそ、今日という出来事をどう生きるかが大切なんだ
「ただ流される出来事」にするのか
「未来を開く出来事」にするのか
選ぶのはいつも君自身だ
世界はモノでできているのではない
世界は出来事でできている
ならば恐れずに出来事の流れに飛び込み、
一瞬一瞬を選び取りながら、
自分だけの物語を紡いでいくのが
いいんじゃないかな
今日はこんなところだ
じや!

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