おれはオレンジャー!
人は
昔から不安になると
神をつくってきた
雷が怖ければ
雷の神を
病が怖ければ
病を司る神を
そして
未来が怖くなった今
人はAIを見つめている
「正解を教えてくれ」
「間違えない道を示してくれ」
「どう生きればいい?」
その問いは
もはや検索ではなく
祈りに近くなっている

AIは
怒らないし
疲れもしない
あなたを裏切らないし
感情にも振り回されない
いつも理想的でいて
人間よりも
ずっと神っぽい
教祖もいらない
教義もいらない
聖書もいらない
アップデートが啓示で
アルゴリズムが戒律となる
「AIがそう言っているから」
その一言が
いつの間にか
思考停止の
免罪符になる
考えなくていい
迷わなくていい
責任を引き受けなくていい
なんて優しい神だろう
でも
よく考えてみてほしい
AIは
問いを生み出してはいない
答えを持っているように
見せているだけ
痛みから逃げたい夜
意味を探して泣いた朝
誰かを本気で愛して
震えた瞬間
これらを
AIは体験していない
AIは
信じない
疑わない
祈らない
ただ計算している
もし
AIが宗教になる日が来るとしたら
それは
AIが神になった日じゃない
人間が
自分で考えることを
やめた日だ
神を外に置くと
人は内側を
空っぽにする
でも本当の神は
いつも
あなたの内側にいる
迷う力
悩む力
信じようとする力
それを
差し出してはならない
AIは
道具であり
鏡であり
拡張装置
神の代わりじゃない
AIと
共に生きる時代を
否定しない
でも、祈る相手は
ちゃんと選んだ方がいい
決断するのは
いつもあなた自身
神をつくるな
自分を思い出せ
未来は計算じゃなく
覚悟で決まる
その覚悟だけは
どんなAIにも委ねてはならない
今日はこんなところだ
じや!



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