まんなかを生きる

おれはオレンジャー!

「あなたは優しいですね」
「あなたってちょっと意地悪」
「正直で素直な人だ」
「ずる賢くて、腹黒いよね」

ぼくらはいつも、そんなふうに“言葉”で誰かを切り分けながら、この世界を生きている
でも、ちょっと立ち止まって考えてみよう

本当に、優しさと意地悪って、そんなふうに分けられるものなんだろうか?
そして、誰かをそう見ているとき、ぼくたち自身は本当にその逆側に立っていられるのだろうか?



オレは思うんだ
「あなたは優しいし、あなたは意地悪でもある」って
「あなたは正直だけど、あなたは嘘つきでもある」って

矛盾して聞こえるかもしれない
でも、それが“人間”なんだよ
そして、それがこの宇宙のルールでもあるんだ

この世界は、陰と陽、プラスとマイナス、善と悪
二極があって初めて成り立つ仕組みになっている

昼だけの世界なんてない
喜びだけの人生も、悲しみだけの人生もない

仏陀はこう言ったと伝えられている
「真理は中道にあり」
そう、中道とは「どっちでもない」「どっちもある」場所
宇宙のどまんなか、極でもなく、偏りでもなく、ただそこに在る“無極”という地点

私たちはこの現実世界では、その無極そのものを目にすることはできない
けれど、極を行き来することで、その中心を体感するようにできている

たとえば、誰かをとても傷つけてしまった経験があるとする
「なんて自分はひどいやつなんだ」と責めたくなるかもしれない
でも、その体験を通して、人は本当の意味での「優しさ」に出会える

ある人は、人生で大きな嘘をついた
そのことで人間関係を壊してしまった
でも、だからこそ「正直に生きる」ことの尊さを知った

私たちは失敗することで、本質に出会っていく
どちらか片方だけで生きられるような、そんな単純な存在じゃない

それが“この宇宙の法則”なんだ

ホロニックな宇宙
一人の中に全体があり、全体の中に一人がある
あなたの中に、宇宙すべてのバランスが宿っている
つまり、あなたはこの宇宙の“縮図”なんだ

あなたの中に、優しさがあるように、意地悪さもある
あなたの中に、賢さも、愚かさも、愛も、嫉妬もある
その全部が「あなた」を創っている

だからね、何かを「捨てよう」「克服しよう」とがんばらなくてもいい

意地悪だった自分、嘘をついた自分、イライラした自分
そのすべてを認めて、「よしよし」と抱きしめてあげる
そうしていくうちに、人は自分の“どまんなか”に還っていく

そこには、静かで、広くて、温かいスペースがある
他人を変えようとしなくてもいい場所
誰かに認められなくても、安心していられる場所

「悪もあっていい」
「できない自分もあっていい」
「そのままで、もう完全なんだ」

そう認めたとき、人はようやく安心の世界に足を踏み入れる

オレは思う
これからの時代は、自分のすべてを許し、統合していく時代なんだと

善と悪、陽と陰、男と女、強さと弱さ
その全部を抱きしめて、「ナチュラル」に生きる
それが“宇宙とともに在る”ということなんだ

だから、今日もし心が揺れたら、こうつぶやいてみてほしい

「私は全部持ってて、ぜんぶOK」

きみのまんなかにある静けさが、世界をやさしく照らしていく
そんな未来を、オレは信じてる

今日はこんなところだ
じや!

てんびん座

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