魂の出会う旅(18)

『最後の訪問地到着 ~光に包まれた夜~』

米沢から山形経由で仙台へ入る。
ここ仙台は今回の旅の最後の訪問地だ。

仙台は光に包まれていた。
このシーズンは市内の常禅寺通りが
光のイルミネーションに包まれる。

「光のページェント」

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自分が大学生の時から行われている
仙台の冬の風物詩だ。
震災のあとでさえ、このイベントは継続して
行われていたようで、ここに対する地元の方の
力の入れ様が伝わってくる。

常禅寺通りまできてしまうと、どうしても
立ち寄りたくなるのが、「太助」

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仙台牛タンの老舗だ。

他のお店の牛タンもそれなりに美味しいのだが、
ここのお店のものだけは肉厚が異なるのか、
いつも関心させられる。

大学時代の時に焼き場に入っていたおじさんが
年こそとられているものの、そのままカウンターに
たって牛タンを焼いている姿をそのまま見れたことに
感動した。

今では、東京でも支店が存在していて
どこでもこの味が楽しめるようになっている。
ただ、やっぱり本店で食べるのと、東京で食べるのとは
味が少し違う気がする。

そもそも牛たん焼は「味太助」の初代、
佐野啓四郎さんが昭和23年、
仙台市中心部に牛たん焼の専門店を開いたのがその始まり。

すでに半世紀以上が過ぎているが、狂牛病や大震災などの
苦境を乗り越えて、今でも昔ながら味を伝えてくださっている
ことに心から感謝したい。

美味しい牛タンで旅行最後の夜を満喫して
いよいよ明日は陸奥国一宮である塩竈神社へ

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