(読者様からのご質問)
よくスピリチュアルの書籍などで「手放しなさい」という言葉が書かれていますが、その方法がよくわかりませんので教えていただけますでしょうか?
(オレンジャーからの回答)
ご質問いただきありがとうございます。手放す。。。確かに抽象度が高くて具体的に何をすればわからなくなってしまいますよね。人によってそれぞれの解釈があると思いますが、私の考える「手放す」についてお伝えさせていただきます。
「手放す」って具体的に何をすること?
――頑張って捨てることじゃなくて、「軽く持ち直す」感覚です
スピリチュアルの話や自己成長の文脈でよく出てくる「手放す」という言葉。
でも正直、「何をどうすればいいの?」と戸惑うこと、ありますよね。
全部忘れること?感情を消すこと?それとも諦めること?
実はそのどれでもありません。
手放すとは、“なかったことにする”のではなく、“握りしめすぎている力をゆるめること”だと私は思っています。
たとえば、不安や怒り、執着、後悔。
こういう感情って、無理に消そうとすると逆に強くなります。「考えないようにしよう」とすると余計に浮かぶ経験、ありませんか?心理学でも、抑圧した感情は別の形で出やすいと言われています。
だから手放す第一歩は、意外かもしれませんが「まず正直に認めること」です。
「私は今、不安なんだな」
「本当は傷ついていたんだな」
そう静かに気づいてあげる。
それだけで心の緊張は少しゆるみます。
女性は特に、周囲を優先する中で自分の気持ちを後回しにしがちです。でも感情を無視し続けると、どこかで詰まりが生まれる。だから手放すというのは、まず自分の気持ちに席を用意してあげること、と言ってもいいかもしれません。
次に大切なのは、「コントロールできないもの」と距離を取ることです。
他人の気持ち、過去の出来事、未来の結果。どれも完全には操れませんよね。それでも私たちは、つい何とかしようと握りしめてしまう。すると心が疲れてしまいます。
ここでの手放しは、「どうでもいいや」と投げることではなく、私にできる範囲に意識を戻すことです。
今日できる小さな行動、自分の選択、自分のケア。そこに目を向けるだけで、心はかなり安定します。
そしてもう一つよくあるのが、「理想の自分」への執着です。
もっと完璧でいたい、もっと評価されたい、もっと強くありたい。その気持ちは自然ですが、理想が厳しすぎると今の自分を否定し続けることになります。
手放すというのは、この場合、「今の私も途中としてOKにすること」。
完璧じゃなくても進んでいる。揺れていてもちゃんと歩いている。そう認めることで、むしろ自然に成長しやすくなります。
少し科学寄りの話をすると、人の脳は安心しているときほど創造性や判断力が高まると言われています。逆に強いストレス状態では視野が狭くなる。つまり、手放してリラックスできると、現実的にも良い選択がしやすくなるんです。
スピリチュアルな言葉で言えば「流れに乗る」、心理学的に言えば「心理的柔軟性」。表現は違っても、言っていることはかなり近いです。
では、日常でできる手放しのヒントを少しだけお伝えします。
まず、「全部抱えなくていい」と思い出すこと。
完璧に理解されなくてもいいし、全部解決しなくてもいい。少し余白を作るだけで、心は呼吸しやすくなります。
次に、自分をねぎらう習慣。
小さなことでも「今日もよくやった」と声をかける。これ、シンプルですが意外と効きます。自分との関係が優しくなると、執着も自然に緩んでいきます。
そして、身体の感覚を大切にすること。
深呼吸、お風呂、散歩、好きな香り。体がゆるむと、思考のこわばりもほどけやすいんです。精神論だけでなく、体から整えるのも立派な手放しです。
最後にひとつ。
手放すって、一度で終わるものではありません。波のように、何度も行き来します。それで大丈夫。むしろ、その繰り返しの中で心の筋力みたいなものが育っていきます。
だから焦らなくていい。
「まだ手放せてない」と責める必要もありません。
気づいたときに、少し力をゆるめる。それだけで十分です。
あなたが自分をやさしく扱うほど、
人生も少しずつやさしい形で応えてきます。
それが、「手放す」ということの、いちばん自然な姿なのかもしれません。


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