過去との向き合い方

(読者様からのご質問)
10年付き合った人と別れて2年。やっと立ち直ったと思ったのに、相手がSNSで幸せそうにしているのを見て、また落ち込んでしまいました。どうすればすればいいか教えてください。 

(オレンジャーからの回答)

ご質問ありがとうございます!

長い時間を共に過ごした存在との別れは、単なる出来事ではなく、
あなたの人生の一部そのものが形を変えるような体験です。

10年という歳月は、記憶だけでなく、感覚や習慣、心の深いところにまで刻まれているものです。
だからこそ、2年かけて立ち直ってきたあなたの歩みは、とても尊く、確かなものです。

それなのに、ふと目にした相手の幸せそうな姿によって、再び心が揺れ動く。
それは「後戻り」ではありません。
むしろ、それだけ深く愛していた証であり、あなたの感受性が生きている証です。

ここで大切なことをお伝えします。

あなたが苦しんでいる本当の原因は、相手の幸せではありません。
「相手の幸せそうな姿を見たときに、自分の中で何を感じたか」
そこにすべての鍵があります。

人の意識は、見たものそのものではなく、そこに意味づけしたもので現実を創ります。
同じ光景を見ても、ある人は「よかったね」と感じ、ある人は「自分は取り残された」と感じる。
違いは外側ではなく、内側の意識の焦点にあります。

今あなたの中で起きているのは、
「比較」と「不足の感覚」が同時に刺激されている状態です。

まるで、昔一緒に住んでいた部屋の鍵をまだポケットに入れているのに、
その部屋にはもう誰か別の人が住んでいるのを見てしまったようなものです。
鍵はあるのに入れない。
その違和感が、心のざわつきとして現れています。

しかし、ここで一つ視点を変えてみてください。

あなたの人生は、相手の現在と比較するために存在しているのでしょうか。
それとも、あなた自身が「感じるため」に存在しているのでしょうか。

宇宙の流れにおいて、善悪や勝ち負けというものは本質ではありません。
ただ、それぞれが異なる経験を通して、自分自身を知っていくプロセスがあるだけです。

あなたは、10年という時間を通して、愛すること、傷つくこと、手放すことを経験しました。
それは、誰にも代われない、あなただけの豊かな感覚です。

そして今、あなたの意識は新しい段階に入ろうとしています。
それは「誰かとの物語」ではなく、「あなた自身との関係」を深める段階です。

では、具体的にどう対応すればよいのか。

まず一つ目。
「SNSを見る行為そのものを見直す」ことです。

これは逃げではありません。
あなたの意識の焦点を守るための選択です。
火傷しているところに、わざわざ熱いものを触れさせないのと同じです。
ミュートでもブロックでも構いません。
それはあなたを守るための優しい行動です。

二つ目。
「湧き上がった感情を否定しない」ことです。

嫉妬、悲しみ、寂しさ。
それらはあなたの中のエネルギーです。
抑え込むと、形を変えて何度でも現れます。
感じることは、流すことです。
涙が出るなら、それはとても健全なことです。

三つ目。
「五感に戻る」ことです。

思考は過去と未来を行き来し、物語を作り続けます。
しかし、現実は常に「今」の感覚の中にしか存在しません。

たとえば、温かいお茶を飲む。
風の音を感じる。
好きな音楽を聴く。
身体の感覚に意識を戻すことで、あなたの意識は「今ここ」に帰ってきます。

意識が今に戻るほど、比較は静まり、あなた自身の存在感が強くなります。

最後に、とても大切なことを伝えます。

あなたは、何も失っていません。
むしろ、たくさんの感情と経験を受け取ってきました。

相手が幸せであることと、あなたが幸せであることは、競合しません。
それぞれが別の流れの中にあります。

あなたの幸せは、これからいくらでも創ることができます。
そしてその鍵は、すでにあなたの内側にあります。

今はまだ、少しだけ心が揺れているだけです。
それは、あなたが前に進んでいる証でもあります。

どうか、自分自身に優しくいてください。
あなたがあなたを大切にすることが、すべての始まりです。

この回答があなたの心に届くことを祈っています。
最後までお読みいただきありがとうございます。

(完)

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