アルゼンチンの南の果てにあるエル・カラファテ空港に
降り立って、さらにバスで3時間ほど南下すると
エルチャンテンという小さな町に到着する。
この町はフィッツロイなど
パタゴニアのトレッキングツアーの
拠点となる町。
この町で1泊して様々なキャンプの準備をして、
仲間と共に約10kmの道のりをフィッツロイ山麓の
キャンプ場を目指してトレッキングする。
この地域、実に様々な風景が混在している。
日本では見ないような独特の形をした雲。
地層がむき出しの岩山の山肌。
強風が吹き荒れる厳しい環境の中で、
健気に白や黄色の花を咲かす植物たち。
風によってへし折られた木々の森。
そこには生と死が共存する独特の風景が
展開されていた。
そう、あるがままに。
自然は厳しく、容赦ない。
でもその厳しさに自らを進化させて
順応して繁栄する植物の姿を見て、
生きることを続ける極意を学んだ。
進化し続けること。
進化を止めた時点で全ては終わる。
死生観について強く意識させられ、
自分の人生について強く考えさせられた。
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