(読者様からのご質問)
自分を大切にすることが成長につながるというのは何となく分かるのですが、正直まだピンときていません。自分に自信がないときや落ち込んでいるときでも、魂は成長していると言えるのでしょうか?また、日常生活の中で自己肯定感を高めるために、普段から意識できることがあれば知りたいです。
(オレンジャーからの回答)
ご質問いただきありがとうございます。こちらも様々な観点での見方がありますが、オレンジャー的視点で回答させていただきます。
「もっと成長したい」
「魂を磨きたい」
そう思うとき、つい「何かを足さなきゃ」「もっと頑張らなきゃ」と考えがちですよね。でも実は、その前提としてとても大切なのが自己肯定感です。自分が自分をどう扱っているかが、成長の方向やスピードに意外と大きく影響するからです。
まず整理すると、自己肯定感とは「自分を無条件に好きになる」という意味だけではありません。できない部分や弱さも含めて、「まあ、これが今の私だよね」とそのまま認められる感覚のことです。完璧じゃなくても存在していい、と感じられる安心感と言ってもいいでしょう。
この安心感があると、人は自然と挑戦しやすくなります。失敗しても「ダメな自分の証明」ではなく、「経験が増えただけ」と捉えられるからです。心理学でも、自己肯定感が高い人ほど新しいことに挑戦しやすく、ストレスからの回復も早いとされています。つまり、自己肯定感は精神的な成長を支える土台のようなものなんですね。
スピリチュアルな文脈では、これを「魂の成長」と表現することがあります。ここでいう魂の成長とは、特別な能力が身につくことというより、自分や他者、世界との関係性がより調和していくことを指すことが多いです。怒りや恐れに振り回されにくくなったり、人に優しくできたり、自分らしい選択ができるようになる。その変化の中心にあるのが、実は自己受容だったりします。
逆に自己肯定感が低い状態だと、成長しようとする努力が「自己否定」ベースになりがちです。「今の自分じゃダメだから変わらなきゃ」というスタートだと、どれだけ頑張っても満足感が得にくい。外から見ると成果が出ていても、心の中では常に不足感が残ります。これでは、本来の意味での成長というより、“欠けた自分を埋め続ける作業”になってしまいます。
とくに優しい人の場合には、周囲への気遣いや期待に応えようとする中で、自分を後回しにしてしまうことがあります。優しい人ほど「もっとちゃんとしなきゃ」と自分に厳しくなりやすい。でも実は、自分を大切にできる人ほど他人にも自然な優しさを向けられる、というのはよくある話です。自分のコップが満たされていると、無理なく周囲にも分けられるからです。
また、自己肯定感が育つと直感もクリアになりやすいと言われます。自分の感覚を信じられるので、「本当はどうしたいか」が見えやすくなる。これはスピリチュアル的に言えば内なる声とつながる感覚、心理学的に言えば自己一致の状態です。どちらの言葉で説明しても、方向性は同じです。
では、自己肯定感を高めるにはどうすればいいのでしょうか。大きなことをしなくても大丈夫です。まずは、自分への言葉遣いを少しだけ優しくしてみること。「またできなかった」ではなく、「今日はここまでできたね」と言ってあげる。それだけでも心の緊張はゆるみます。
それから、比較を減らすことも大切です。SNSや周囲の人と比べると、どうしても不足に目が向きやすくなります。でも魂の成長に「標準速度」や「平均値」はありません。それぞれ違う経験をして、違うタイミングで気づきを得るものです。自分のペースを尊重すること自体が、成長の一部なんです。
もうひとつ忘れてほしくないのは、自己肯定感は「一度上がったら終わり」というものではないということ。波があって当然です。調子のいい日もあれば、落ち込む日もある。その揺らぎを否定せず、「こういう日もあるよね」と受け止められること自体が、成熟した自己肯定感とも言えます。
スピリチュアルな言葉でまとめるなら、魂の成長とは“自分を愛する精度が上がっていくこと”とも言えるかもしれません。完璧になることではなく、自分との関係を少しずつ調和させていくプロセス。その過程で、人との関係や現実の流れも自然と変わっていきます。
だからもし今、「もっと成長しなきゃ」と焦っているなら、まずはこう問いかけてみてください。
「私はちゃんと自分の味方でいれているかな?」と
その答えを優しく探していくことが、結果として一番深い成長につながるのかもしれません。


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