ある日の出来事

おれはオレンジャー!

その日は

なんとなく

朝から気配がしていた

空を見上げると

一本のすじ雲が

サインを示すように

何かを指さしていた

そのサインに従って

ある山に向かって

バイクを走らせてみる

いつもよりも

強い耳鳴りが

一定のリズムを繰り返し

心臓の鼓動とリンクする

目の前にある景色が

いつもの景色で

あるはずなのに

感じ方が全く違う

自分でありながら

自分ではないような

奇妙な感覚を試しながら

山の中を歩いていくと

振動がシンクロして

どんどん共鳴が大きくなり

身体が震えだす

体感できる振動と

それを超えた奇妙な振動が

新たな波動を生み出して

気が付くと重力感が消えている

身体が浮いて

意識が遠のき

いつの間にか自分が

自分でなくなって

気が付けば

明鏡止水の中にいる

全くの無の世界の中に

自分の意識の鼓動だけが

響いている

不安も孤独もなく

ただそこに在るという

不思議な感覚

そこで感じた

光の存在が

魂の原点だと知る



こんな出来事が

実際にあるんだよ

この世界にもね

今日はこんなところだ

じや!

イチョウ


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