おれはオレンジャー!
あなたは今
とても便利な時代に
生きている
指を少し動かせば
必要な答えが出て
欲しいものは
翌日に届く
効率は
どんどん
上がっている
だけど
体温は
どこかへ
置き忘れられた

画面越しの
やり取りは
正確で速い
でも
ぬくもりは
伝わりにくい
言葉は
並んでいるのに
心は
触れていない
体温のある生活とは
不便を
取り戻すことかも
しれない
時間を
かけること
手を
動かすこと
誰かと
同じ空気を
吸うこと
湯気の立つ
ごはん
少し
失敗した
料理
それでも
「うまい」と
笑う時間
歩く
寄り道する
遠回りする
予定通り
いかない一日が
記憶に残る
体温のある生活は
完璧じゃない
むしろ
ズレているし
予定外だし
効率が悪い
でも
そこに
鼓動がある
人は
体温の中で
回復する
誰かの声の揺らぎ
沈黙の間
ふとしたまなざし
それらが
あなたの心を
あたためる
正しさより
やさしさを
成果より
感触を
体温のある生活とは
「ちゃんとする」より
「感じる」を選ぶこと
忙しさに
飲み込まれそうに
なったら
一度立ち止まろう
深く息をして
今自分が
生きていることを
思い出そう
冷えた世界で
ぬくもりを
選ぶのには
勇気がいる
だけど
その選択が
人生をやわらかくするから
体温は
人を人に戻すんだということを
忘れないでほしい
今日はこんなところだ
じや!

<今日のストーリー>
幸運の領収書


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