上司からの誘い

(読者様からのご質問)
直属の上司から、月に何度も「軽くご飯でも行こう」と誘われます。最初は仕事の延長だと思って応じていましたが、何度か断るようになってから、会議で自分だけ意見を流されたり、以前より雑な扱いを受けているように感じるようになりました。ただ、露骨に怒られたり嫌がらせをされているわけではありません。だから「ハラスメントです」と断言するほどでもない気がしています。むしろ、自分が気にしすぎているだけなのかもしれない、と何度も考えてしまいます。でも、誘いを断るたびに「評価に響くかもしれない」という不安が頭から離れず、上司から通知が来るだけで胃が重くなるようになりました。
もし本当に被害なら苦しいし、もし気のせいなら、自分の考えすぎで勝手に疲弊していることになります。その“どちらかわからない状態”が一番つらいです。どうすればいいでしょうか?

(オレンジャーからの回答)

ご質問ありがとうございます!

あなたが今感じている苦しさは、
単に「上司との関係」の問題だけではありません。

本当に苦しいのは、
“現実がはっきりしないこと”なのです。

明確に怒鳴られたわけでもない。
誰が見ても分かる嫌がらせがあるわけでもない。
けれど、心と身体は確かに反応している。

だからあなたは、
「自分の感覚を信じていいのか」
という場所で揺れ続けているのですね。

これはとても消耗します。

人は、
敵がはっきり見えている時より、
“見えない圧力”の中にいる時のほうが、
実は深く疲弊していきます。

霧の中を歩き続けるようなものだからです。

あなたは今、
「本当に危険なのか」
「自分が敏感すぎるだけなのか」
その答えを探し続けている。

でも宇宙的な視点から見ると、
ここで大切なのは、
“事実を断定すること”より、
あなたの意識と身体が何を感じているかです。

なぜなら、
人間の意識は、
頭で理解するより先に、
五感で危険や違和感を察知するからです。

たとえば、
部屋に入った瞬間、
空気の重さを感じることがあります。

誰も怒っていない。
何も起きていない。

でも「なんか変だ」と感じる。

これは思い込みではなく、
身体が情報を受け取っている状態です。

あなたが、
通知音だけで胃が重くなるのも同じです。

頭では
「考えすぎかもしれない」
と言っていても、

身体は
「この関係は安全ではない」
と感じている。

ここを無視し続けると、
人は少しずつ、
自分の感覚そのものを信用できなくなります。

そして、
本当に危険なのは、
ハラスメントそのものより、
“自分の感覚を否定し続けること”
なのです。

もちろん、
今の段階で、
上司に悪意があるとは断定できません。

相手にとっては、
「ただ誘っているだけ」
という認識かもしれない。

あるいは、
断られたことで無意識に距離を置き、
それが態度に出ている可能性もあります。

人間は、
自分が拒絶されたと感じた時、
無自覚に態度が変わることがあります。

でも、ここで重要なのは、
“相手が悪人かどうか”
ではありません。

あなたが、
「断る自由を持てなくなっている」
という事実です。

本来、
食事の誘いは自由なものです。

断っても、
評価と切り離されているからこそ、
健全な関係なのです。

しかし今のあなたは、
「断る=不利益かもしれない」
という恐怖を感じている。

つまり、
あなたの意識が、
常に相手の機嫌を読む方向へ引っ張られている。

これは非常にエネルギーを消耗します。

人は、
監視されている時より、
「監視されているかもしれない」
と感じている時のほうが疲れるのです。

なぜなら、
答えがないからです。

だから今あなたに必要なのは、
「被害者かどうか」を無理に決めることではありません。

まずは、
“自分の感覚を回復させること”
です。

たとえば、
誘われた日時、
断った時の反応、
会議での扱い、
自分の感情。

これを静かに記録してみてください。

これは相手を裁くためではありません。

あなた自身が、
霧の中から出るためです。

人は、
曖昧な不安を抱えている時、
頭の中で物語を増幅させます。

でも、
書き出すと、
現実と想像が分かれていく。

すると意識が少し安定します。

そしてもう一つ大切なのは、
「上司との関係」が、
あなたの価値を決めているわけではない、
ということです。

今のあなたは、
評価を失う恐怖の中で、
“自分を守るために相手に合わせるか”
“自分の感覚を守るか”
その狭間に立っています。

でも、
本当に大切なのは、
あなたがあなたを裏切らないことです。

人は、
外側から傷つけられる時より、
「自分の感覚を無視した時」に、
深く消耗します。

だから、
無理に強くならなくていいのです。

無理に
「気にしない」
を演じなくていい。

あなたの身体は、
ちゃんと何かを感じ取っています。

その感覚を、
いきなり“正しい”“間違い”で裁かなくていいのです。

まずは、
「私は今、苦しいんだな」
と認めてあげる。

そこから、
意識は少しずつ自由を取り戻していきます。

そして安心してください。

あなたは、
壊れかけているのではありません。

むしろ、
自分の感覚を失わずに、
必死に現実を見ようとしている。

それはとても誠実なことです。

この経験は、
これから先、
「自分を大切にする感覚」を
深く育てるきっかけにもなっていきます。

あなたには、
安心して断れる関係、
怯えずに働ける場所、
無理に空気を読まなくても呼吸できる環境を、
選ぶ価値があります。

どうか、
あなた自身の感覚を、
雑に扱わないでください。

この回答があなたの心に届くことを祈っています。最後までお読みいただきありがとうございます。

(完)

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

コメント

コメントする

目次