(読者様からのご質問)
昔からの夢だった仕事に就いたのに、全然楽しくありません。これが現実なのか、自分が向いていないだけなのか、よくわかりません。夢を諦めたことになるのが怖くて誰にも相談できないので、何かアドバイスをください。
(オレンジャーからの回答)
ご質問ありがとうございます!
長い時間をかけて追いかけてきた夢に、ようやく辿り着いた。
それなのに「楽しくない」という感覚があるとき、
人はとても深い戸惑いの中に入ります。
「こんなはずじゃなかった」
「でも、これを認めたら全部が無駄になる気がする」
その揺れの中で、あなたは今、ひとりで立ち続けているのですね。
その姿は、とても誠実で、そしてとても人間らしいものです。
まず、ひとつ大切なことをお伝えします。
「夢が叶ったのに楽しくない」
これは、失敗ではありません。
むしろそれは、
あなたの意識が次の段階に進んだサインです。
多くの人は、夢を「ゴール」だと思っています。
しかし実際には、夢とは“通過点”です。
山登りに例えるなら、
ずっと目指していた山頂に立った瞬間、
「あれ、思っていた景色と違う」と感じることがあります。
でもそれは、
その山が間違っていたのではなく、
あなたの視点が広がったということです。
山頂に立ったからこそ、
さらに先にある別の山が見えるようになったのです。
ここで、あなたに問いかけたいことがあります。
あなたは、その仕事の「どこ」に夢を見ていたのでしょうか?
・評価されること
・誰かの役に立つこと
・自由な働き方
・クリエイティブな表現
・安定や安心
夢の中には、必ず“本質的な欲求”が隠れています。
そして現実の仕事は、
その欲求の一部しか満たさないことも多いのです。
つまり、
「仕事が楽しくない」のではなく、
「本当に満たしたいものが、そこに完全には存在していない」
という可能性があるのです。
もうひとつ、宇宙的な視点をお伝えします。
あなたは今、
「夢を諦めたくない」という恐れを感じていますね。
けれど、ここに大きな誤解があります。
夢とは、形ではありません。
それは“状態”であり、“感覚”です。
たとえば、
「この仕事に就くこと」が夢だったのではなく、
「その仕事を通して感じたかった喜びや充実感」が
本当の夢だったはずです。
もし今、その感覚が感じられていないのであれば、
それは夢が壊れたのではなく、
「その感覚を別の形で探してもいいよ」
というサインなのです。
ここで、ひとつ具体的な例をお伝えします。
ある人が「カフェを開く」という夢を叶えたとします。
しかし実際には、仕入れや経理、クレーム対応に追われ、
理想とはかけ離れた日々に疲れてしまいました。
そのとき、その人は気づきました。
「自分が本当にやりたかったのは、
コーヒーを淹れることではなく、
人がリラックスする空間をつくることだった」と。
そしてその人は、
カフェ経営を手放し、
空間デザインの仕事へと進みました。
それは“夢を諦めた”のではなく、
“夢の本質に近づいた”選択だったのです。
あなたにとって今必要なのは、
「続けるか、辞めるか」を急いで決めることではありません。
まずは、自分の感覚に丁寧に触れることです。
・どんな瞬間に少しでも楽しいと感じるか
・どんなときにエネルギーが下がるか
・何をしているときに時間を忘れるか
思考ではなく、五感で感じてください。
なぜなら、
意識は常に正直で、
あなたがどこに向かいたいのかを知っているからです。
そして、どうか自分に優しく問いかけてください。
「私は、何を守ろうとしているのか?」
夢そのものですか?
それとも、「夢を叶えた自分」というイメージでしょうか?
もし後者であれば、
それは少し重たい鎧になっているかもしれません。
あなたは、もっと自由でいいのです。
夢を変えることは、敗北ではありません。
夢を更新することは、進化です。
あなたはすでに、
自分の人生に対して真剣に向き合い、
行動してきた人です。
その経験は、決して消えることはありません。
どんな選択をしても、
あなたの中に蓄積されたものは、必ず次に活きます。
だから安心してください。
あなたの人生は、
ここで止まるどころか、
ここからさらに広がっていきます。
そしてあなたには、
その広がりを自分で選び取る力があります。
どうか、恐れではなく、
あなたの内側の静かな感覚に耳を澄ませてください。
そこには必ず、次の一歩へのヒントがあります。
この回答があなたの心に届くことを祈っています。
最後までお読みいただきありがとうございます。
(完)


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