【第3回】ベガ星人の目覚め

えーと、魂の離脱訓練をして。それがどう宇宙人に繋がっていくのか、教えてほしいんですけど。

まず自分の中で、完全にブロックしていた常識部分が解けた、という話を前回したと思います。その常識が解けた状態の中で、ある方に出会うんです。その方というのが、山梨にいらっしゃる、あるおばあちゃまなんですけれども。すごい不思議な方でして。

それは生きてる人?

生きてる人です。まだご存命だと思うんですけど、70歳ぐらいのおばあちゃま。当時は10年以上前なんで60歳ぐらいだったと思います。そのおばあちゃまに意識体で呼ばれるんですよ。

意識体で呼ばれる?

何の接点もない人で、知人とか、友人とかいないのに、何かそのおばあちゃまの名前がいろんな所に出始めるんです。何か今日、この苗字だけやたら見るなとか、この名前やたら見るなみたいな。いわゆるシンクロニシティってやつです。

ほほう。

ピンキリなんですけど(笑)。ワーキングホリデーで1年間行く人の平均単価で言うとオプション料金込みで30万円ぐらいです。

一番高いプランは?

理屈では考えられない偶然の一致みたいな。それが気になっていた時に、四件くらい入っていた翌日のアポイントが、何と1時間ぐらいの間に全部キャンセルになる、という出来事が起こるんです。

何と!

そんな時に友人から電話が入って「服部さん、面白い人が山梨にいるから会いに行ったら?」と来るわけですよ。「どんな人?」と聞いたら、ずっと出現していた名前を友達がいきなり言うわけですよ。

それで?

これは偶然にしちゃ出来過ぎだと思って。翌日はアポ全部消えてるので、車飛ばして山梨のとある場所まで、その人に会いに行ったんです。

なるほど。不思議な力で呼ばれたわけですね。

はい。そのおばあちゃまが「あんた、死のうとしたでしょう?」とか、「あんた今、辛いでしょう?」とか何か言うわけですよ。そのとき初対面ですし、誰が繋いだわけでもない。でも、言うことが、あまりにリアル過ぎて「何で分かるんですか?」と聞くと「だって私が呼んだんだから」と言うんですよ。

やっぱり呼んでましたか。で、どうなりました?

「あんたはとにかく、左脳というか、理屈ばっかり頭で考えていて、今までそっちの世界のことやってこなかっらから。今から外すからちょっと見てな」と言って、コップに水を注いで「ちょっと飲んで」と言われて。

飲んだんですか?

飲みました。普通の水。でもそのおばあちゃんが手をかざすと、何と、味が変わるんです。

聖書の世界ですね。

まさに。そのあと中華料理屋に連れてってもらったんですけど。いわゆるチェーンの中華料理屋なので、料理の中に化学調味料とか入ってるじゃないですか。

味の素だらけの。

そう、あれ手をかざすだけで、全部消しちゃうんですよ。チェーン店なので全然期待してなかったのに、めっちゃうまいんすよ。中華街の老舗料理店の味に変わるんです。

味の素消したら、不味くなりそうですけど。

いや、味の素で誤魔化している部分を、素材本来の味へ変えてしまうという感じです。それがとても不思議で。どえらく美味しいわけです。「これ何なんですか?」って聞いたら「私自身は一つの媒介であって、宇宙的なエネルギーを通して目の前の食材を元の在り方に戻す、という能力がある。体感すれば分かると思って今見せたのよ」と言うわけです。

宇宙エネルギー?

はい。それでお話させていただく中で、最後におばあちゃまが「あんた、あれだからね。ベガ出身だからね」ってひと言つぶやくんです。

じゃあ、ベガ星人というのは、服部さんが命名したわけじゃなく?

はい。そのおばあちゃまから、ベガという存在をまず教えてもらったのがスタートだったんです。

オレンジャーみたいな、いい加減な名前じゃなく。ちゃんとした正式名称なんですね?ベガというのは。

ベガというのはこと座に実在している星です。七夕伝説で有名な織姫のいる星です。そのベガって恒星なので、ベガを中心にしてその周りに惑星がいっぱいあるわけです。そこに生物たちが存在しているんです。

恒星って太陽みたいなものですよね?

恒星は太陽なので、そこの中には肉体を持たない存在たちが、生きているんですけれども。

あんな熱いところで生きられる?

生きられます、全然平気です。肉体持ってないので。

肉体なければ大丈夫?

反射体がなければ、熱いという感覚自体が生まれないので。受け取るほうが、こういう肉体とか、その感受性がない限り、熱いという概念がそもそもないですから。

ちなみに太陽系の太陽にも、誰か住んでる?

太陽人がいます。

太陽人がいる?

います、います。

そんなのオレンジャーさんの本に書いてありましたっけ?

太陽系のことは、端折ってあまり書いてないので。すべての惑星に全部いますよ。(笑)

ちなみに、そのおばあちゃんですけど。服部さんが幽体離脱したから、アクセスしてきたんですか?有資格者さん、ようこそ。みたいな感じで。

そのおばあちゃんの話によれば、遡っていくと、ベガで僕の魂が生まれた時と、その後いろんな星の中で関わりがあるそうです。「地球上では何かないんですか?」と聞いたら、奈良時代に全国に国分寺というのができた時に、そのおばあちゃんが命令を出して、僕が全国の頭領たちを束ねてつくったらしいんですよ。

では前世とか、前前前世とかから、繋がりがあった?

そうです。おばあちゃんとのご縁が深いみたいです。だから、めっちゃその後も呼ばれて、今でも年1、2回は行くようにしています。

じゃあ、服部さんが幽体離脱してなくても、おばあちゃんは呼べた?

呼べたかもしれないですね。でも、そこは聞いたことないから分かんないです。けど、どこまで僕のこと知ってんだろうというのは、すごい謎でした。

そんなに何でも知ってるんですか?

はい。つらい状況も、もうお分かりになっていて、でもそのつらいのがあと1年で終わるからと。その先はもう違う人生になっちゃうから、味わうのはこの1年しかないんだから、とりあえず楽しみなさいみたいなこと言われて。

楽しみなさい?

こんなにしんどいのに、楽しめるかい!みたいに思いましたね。でも、そのメッセージ受けたちょうど1年後ですよ。社長職を辞めることが出来たのは。

下世話な話ですけど、株はどうなったんですか?

株はプライドがあるので、ほんとは「激安値で売れ」というふうに言われましたけど、「いや、僕は手放しません」と言って、そのまま持って出ました。だから借金が残ったんですよ。

じゃあ数憶の借金を背負って、辞めた。

辞めた。それが39歳の時。

全然、楽になってないじゃないですか。

でも、少なくとも、誰かに対して背負っていた大きな責任というものは外れたので。借金という物理的負荷はありましたけど。

大したことなかったですか?

「まあ、何とかなるでしょう」という根拠のない自信がありましたね。

普通の人は、そっちの方がしんどいですけど。

そうそう…、幽体離脱してしまって。実を言うと、ここが精神世界というか、いわゆる目に見えない世界の扉が開いた瞬間です。

なんか怪しい話になってきましたね

確かに、貯金も
30万ぐらいしかなかったですし。金利だけで何十万も毎月払わなくちゃ、みたいな。

噂によると、その借金を完済したそうですね?

そうですね。

本当なんですか?

本当です。

何年ぐらいかかりました?

6年ぐらいですね。

6年で数憶?

はい、元本は全部返しました。でも、金利なんかは、それは銀行さんも責任ありますよねということで。最後、金利として支払っていた残金、数千万円を、1/20まで値切って、それを払って完済しました。

元本を全部返したんですか?すごいですね。

一応、借りたものは返さないと。しっぺ返し食らう感覚がすごくあったので。

私は間違いなく、しっぺ返し喰らいますね。

(笑)借金を返すために色々やりましたよ。

自分でビジネスやりながら返したんですか?

はい。あと、リアルな所では保険の営業とかも、やってました。

幽体離脱したにもかかわらず、えらい合理的な稼ぎ方してたんですね。

(笑)はい。でも、そういう現実的な仕事をしながら、周りには、どんどん怪しい人たちが出現するんです。いわゆる宇宙語話せますとか、過去生覚えてますとか、オーラが見えますとか。

第4回へつづく>

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